値下がりしない可能性が高い理由を冷静に考える
PCパーツや完成品PCの価格について、
「今は高いけど、そのうち下がるだろう」
という声は昔からあります。
実際、過去にはそういう時代もありました。
しかし今の状況を見る限り、
2028年以降も“安くはならない可能性が高い”
と考える方が自然に見えます。
本記事では、
悲観でも煽りでもなく、
なぜそう考えられるのかを整理します。
先に結論
- 大暴落のような値下がりは起きにくい
- 一時的に落ち着く場面はあっても、
「昔の感覚」に戻る可能性は低い - 2028年以降も、PCは「高いと感じる価格帯」に留まる可能性が高い
これは感情ではなく、
市場構造の変化によるものです。
なぜ「待てば安くなる」が通用しなくなったのか
かつてのPC市場
以前のPC市場では、
- 新世代登場
- 旧世代が値下がり
- 在庫が増えて価格競争
という流れがありました。
そのため、
少し待てば安くなる
が現実的な戦略でした。
今のPC市場
今は事情が違います。
- 価格を決めているのは一般向けPC需要ではない
- 主役はAI・データセンター・業務用途
- 一般向けは「余力で供給される市場」
この構造では、
積極的に値段を下げる理由がありません。
メモリ価格が象徴しているもの
特に分かりやすいのがメモリです。
- DDR5は主流規格になった
- しかし価格は下がらない
- 容量を積むほど負担が大きい
これは、
主流=安い
という常識が、
すでに崩れていることを示しています。
2028年になっても、
- 今よりは落ち着く
- しかし「気軽に32GB」にはならない
という状態である可能性が高いです。
完成品PC(BTO・ノート)が下がりにくい理由
構成の固定化
- ノートPCはメモリ直付け
- BTOもDDR5前提構成が増加
一度高い構成が標準になると、
最低価格ラインが下がりません。
設計コストと人件費
完成品PCは、
- 設計
- 組み立て
- 検証
- 保証
これらすべてが価格に含まれています。
このコストは、
今後下がる要素が少ない。
CPU世代交代が価格を下げない理由
新世代CPUが出ても、
- 必要な周辺規格が高い
- マザーやメモリが高額
- 初期費用が下がらない
結果として、
CPUは進化しているのに、
PC全体は安くならない
という現象が起きています。
では2028年はどうなっていそうか
可能性が高いシナリオは次の通りです。
- 価格は今より“少し”落ち着く
- ただし「安い」と感じる水準ではない
- 中古・型落ち・規格逃げが主流
- 高性能=高価、は当たり前
つまり、
値下がりではなく、
高価格に慣れていく
という未来です。
現実的な結論
正直な話、
- 待てば安くなる
- そのうち元に戻る
と期待して何年も待つより、
今の価格帯を前提に、
どう組むか・どう使うか
を考えた方が、
後悔は少ない可能性が高いです。
これは諦めではなく、
環境に適応する判断です。
まとめ
- 2028年以降もPC価格は高い可能性が高い
- 下がるとしても「昔の水準」には戻りにくい
- 主因は需要構造と規格の変化
- 待つより、現実的な選択が重要
PCは進化し続けます。
しかし価格が下がるとは限りません。
だからこそ、
今の現実を理解した上で選ぶ
それが、これからのPC選びで
一番失敗しにくい考え方だと思います。


コメント