データベース接続確立エラーの正体と復旧手順を解説
WordPressをサーバー移行した直後、
「データベース接続確立エラー」 が表示され、
サイトが一切表示されなくなるケースは珍しくない。
この記事では、
実際に起きたサーバー移行トラブルをもとに、
なぜエラーが発生するのか、どこを確認すれば復旧できるのか
を解説形式でまとめる。
WordPress初心者〜中級者が、
最短で原因を切り分けられること を目的としている。
データベース接続確立エラーとは何か
このエラーは、
WordPressがデータベースに接続できない状態 を意味する。
WordPressは、
- ページ内容
- 設定情報
- 投稿データ
すべてをデータベースから取得している。
そのため、
データベース接続に失敗すると、
管理画面も含めて一切表示できなくなる。
サーバー移行後に発生しやすい理由
サーバー移行時は、
次の要素が同時に変わる。
- データベースのホスト名
- ユーザー名
- パスワード
- サーバー側の仕様
WordPress自体は、
これらの変更を自動で追従しない。
設定ファイルを正しく更新しない限り、
旧サーバーを見に行こうとして失敗する。
最優先で確認すべきファイル
wp-config.php
データベース接続エラーが出た場合、
ほぼ必ず確認するのが wp-config.php である。
このファイルには、
WordPressがデータベースへ接続するための情報が記載されている。
wp-config.php に記載されている重要項目
以下の4項目が特に重要。
define('DB_NAME', 'データベース名');
define('DB_USER', 'ユーザー名');
define('DB_PASSWORD', 'パスワード');
define('DB_HOST', 'ホスト名');
このうち1つでも間違っていると、
WordPressは即座に停止する。
よくある原因①
DB_HOST の指定ミス
サーバーごとに DB_HOST は異なる。
例:
- Xサーバー
localhost - さくらインターネット
mysql***.db.sakura.ne.jp
旧サーバーの値をそのまま使うと、
接続先が存在しないためエラーになる。
よくある原因②
DB_PASSWORD の入力ミス・記号混入
サーバー移行時、
コピペやブラウザ編集で 余計な文字が混入 することがある。
例:
- パスワードの末尾に記号が入る
- 全角文字が混ざる
- 見えない空白が含まれる
PHPは非常に厳格なため、
1文字の違いでも接続できない。
よくある原因③
編集方法による事故
以下の操作は、事故を起こしやすい。
- ブラウザ上で直接編集
- 自動補完付きエディタでの保存
- 不慣れな状態での手動修正
wp-config.php は極めて繊細なファイル であり、
不用意な編集はエラーを誘発する。
安全な修正の手順
推奨される方法は以下。
- ローカルに wp-config.php をダウンロード
- テキストエディタで慎重に編集
- 全角・余計な記号がないか確認
- 上書きアップロード
直接サーバー上で編集しない方が安全。
データベース接続エラー時のチェックリスト
以下を順番に確認すると、
多くの場合は復旧できる。
なぜ WordPress はここまで厳しいのか
WordPressは、
データベースを中心に動くCMS
誤った情報で接続し続けるよりも、
即停止した方が安全という設計思想になっている。
そのため、
- 曖昧なエラーメッセージ
- 原因を教えてくれない
という仕様になっている。
サーバー移行時の注意点まとめ
これを理解していないと、
移行直後にサイトが止まる。
WordPressのサーバー移行で
データベース接続エラーが発生した場合、
- 原因はほぼ wp-config.php
- 特に DB_HOST と DB_PASSWORD を疑う
- 1文字のミスでも動かない
という点を押さえておけば、
過度に慌てる必要はない。
正しく切り分ければ、
復旧自体は難しくない。
※ サーバー構成や契約内容によって設定値は異なるため、
必ず利用中サーバーの公式マニュアルを確認すること。


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